保護犬探しから正式譲渡までの実体験レポ
私は2018年の秋に保護犬の里親になりました。
保護犬の里親になると決めてから、里親募集サイトで自分の希望に合った保護犬を探し、お見合い・トライアル期間を経て、正式譲渡までに至った経緯についてまとめました。
こちらの一連の流れは私の実体験であり、募集している団体さんや施設によって、細かな規約や流れは異なります。こういったパターンもあるんだなと一つの例として参考にしていただければと思います。
保護犬探しから正式譲渡までの流れ
私の実体験として保護犬を探し始めるところから正式譲渡までの流れについてまとめました。
里親募集サイトでワンコ探し
いろんな里親募集サイトで探しましたが、犬種別に検索できて見やすい点と圧倒的な情報量と迷子札の無料発行などの活動に共感できたということもあり、私は『ペットのおうち』というサイトをメインで利用しました。
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気になる子がいたら問い合わせフォーム
里親募集ページの一番下部に、『里親を申し出る・質問する』というボタンがありますのでそちらから簡単に問い合わせできます。私の場合は、希望する犬の説明文の中に、団体の連絡先の記載がありましたのでそのほうがやり取りが早いかなと思い直接、団体の連絡先にメールしました。どちらでも良いと思います。
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メールで質問や不安点などについて聞く
聞きづらいことも最初にきちんと聞くほうがいいです。私の場合は、将来的に子供が欲しいという希望がありましたので、その考えも正直にお伝えしました。団体さんによっては、近々で子供を予定している夫婦や小さな子供がいる家庭は、子供に手がかかって犬の世話が厳かになるのでは無いかという心配や、アレルギー問題、子供が犬にいたずらしてしまったりしないか、または犬の方が子供を噛んだり襲ったりしないか、などの観点から、里親の対象から外されることがあります。
問い合わせの時点でお断りされてしまうか不安だったのですが、それも里親を希望する者として正直にお話しするのは大切なことです。場合によっては犬を飼わないという選択も必要なことなのです。今回の場合は私たちの生活スタイルや里親としての気持ちもくみとっていただき、希望している犬も非常に穏やかな性格で手もかからないことから対象からは外されませんでした。
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お見合いの日程相談
事前での質問・相談の結果、双方が納得し問題がなければお見合いの日程を決めます。
*お見合いとは?
保護犬(とボランティアスタッフさん)と希望者である私たち夫婦が初めて対面し縁談すること。先住犬がいる場合はその子との相性も必ず見る。
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自宅にてお見合い
必ず自宅が指定されました。理由はスタッフさんが直接自分の目で希望者の自宅を訪問して飼育環境をチェックするためです。といっても、そんな至る所を隅々までジロジロ見られるなどはなく、ペットが飼える環境かどうかをきちんと見るためです。
我が家には先住犬はいませんでしたので、私たち夫婦とワンコとの対面です。犬を部屋に放して様子を見ながら、ボランティアスタッフさんからこの子が保護された経緯や現在のトイレトレーニングの状況やお散歩の様子、食事の状況など改めて詳しく聞きます。
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トライアルを希望するかしないかの返信をする
私の場合はお見合いの最後に、一週間以内にトライアルするかしないかお返事くださいねとのことを言われました。もちろんここでなんか違うなということであればお断りしてもOK。ただ、お断りするなら、次の新しい里親さん候補も探さないといけないので返事は早い方がいいと思います。
私たちは一晩、念のため二人で今後のことも含めて意見交換し、翌日にトライアル希望と連絡しました。
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トライアルにあたり必要なものを買い揃える
トライアルが決まると、ワンちゃんを受け入れるにあたり必要なもの・準備して欲しいものをスタッフさんが教えてくれますのでそれらを買い揃えます。
私たちは、犬を飼ったことがなかったため、ペットショップやネット通販を利用して全て一から買い揃えました。
内部リンク:保護犬との暮らしの始め方のリンク
内部リンク:準備したもの10選
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日程調整してトライアル開始
トライアルに必要なものが揃ったらいよいよトライアル開始です。再度スタッフさんが自宅に来ます。譲渡条件が書かれた約束事項などを再度読み上げ確認し、譲渡契約のための書類を交わし説明を受けます。
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トライアル期間
大体2〜3週間のトライアル期間が設けられます。この間はいわば言い方はよくないかもしれませんが、返却可能期間です。希望があれば早めにトライアルを終了することも可能です。私たちの場合は、トライアルを希望した時点でもう正式にうちの子にしたいと話し合っていましたが、急ぎ過ぎても双方にとってプラスにはならないかと思い念のため様子を見ながら2週目の段階でスタッフさんに、うちの子として正式に迎えたい意向を連絡し正式譲渡決定となりました。
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正式譲渡
私たちの場合はトライアル期間中に辞退の連絡がなければそのまま正式譲渡となるとのお話でした。団体さんによって異なる点もあると思うのできちんと確認してくださいね。
まとめ
正式譲渡が終わったあとは、あなたと愛犬との生活がいよいよスタートです!
担当してくれたボランティアスタッフさんとは今でもたまに写真を送ったりします。みなさん自分たちが助けた犬たちを一頭でも多く救いたいと心の底から願っています。わからないことは質問すると丁寧に答えてくれますし、犬の飼育に慣れている方が多いのでトライアル期間中もたくさん質問させてもらい心強かったです。
個人差があるとは思いますが、犬探しから手続きまで難しいとか面倒だなと感じることはありませんでした。むしろ、ペットショップでしたらそもそも相性をみるためのトライアル期間なんてありません。家族や先住犬がいる方は愛犬との相性が事前に見られるというのはとてもメリットだと思います。あくまで、私が体験した一例ですが、参考にしていていただければ幸いです。